在宅ワークの利点は?問題点はあるの?
新たな就労形態としてその可能性が期待される在宅ワークですが、在宅ワークの利点はどのようなものなのか、また問題点はないのでしょうか。
在宅ワークの利点
(1)通勤のための時間と労力が必要なくなり、家族と過ごす時間が増えます。
(2)育児や介護のために働けなかった女性でも、在宅ワークなら仕事ができます。
(3)体力などの面で通勤が難しかった高齢者や障害者も働けるようになります。
(4)会社側にも、広いオフィスを構える必要がなくなるなどの利点があります。
在宅ワークの問題点
(1)仕事の確保が難しく、報酬面でも厳しい状況
厚生労働省発表の「平成13年度在宅就業実態調査」によると、在宅ワーカーが実際に困っていることとして、「仕事の確保」(53.3%)、「単価が安い」(35.2%)が上位を占めています。テープ起こしや文章のパソコン入力といった比較的単純な仕事は、希望者が多く、労働力が買い手市場です。また、企業が在宅ワーカーへ仕事を依頼する理由としては、「人件費の削減」や「業務繁忙期の対策」が多いことから、在宅ワーカーへの仕事の発注はどうしても不定期となります。このため多くの在宅ワーカーが、仕事をいかに継続して受注できるかを最優先の課題としています。
さらに在宅ワーク希望者の急増は、「人件費の固定化を避ける」傾向のある企業側にとってはまさに好都合だといえます。つまり、買い手市場なので報酬も安く買いたたけますし社会保険料の負担もしなくてよいので、フリーの在宅ワーカーは「使い勝手がいい」ということになります。
(2)納期などの労働条件
厚生労働省が定めたガイドラインでは、労働時間が1日8時間を超えないように納期を定めるとしています。実際の仕事でも1日最低5〜6時間必要なものが多いようです。
以上の状況から考えると、空いた時間(家事の合間)やアルバイト的に仕事をしたい人にとっては、納期・報酬面ともまだまだ厳しい状況だといえるでしょう。

