ここで誤解のないようにお願いしたいのですが、私は広告収入を得ることが悪いと言っているのではありません。広告宣伝の成果として報酬を得るのは正当なビジネスだと思いますし、当サイトもお仕事の紹介にはアフィリエイト広告を使うことが多くなります。ではここでの問題は何か・・・、それは紹介されている在宅ワークが仕事を探している人にとって必ずしもいい仕事ばかりではないということです。
皆さんは内職商法という言葉を聞いたことはありませんか。在宅ワークの中でも特にデータ入力の仕事に多いのですが、仕事を始めるのに専用の「機材」「システム」「教材」などが必要で、その費用として数十万円を要求されるケースがあります。仕事はあるにはありますが、払った費用を回収できるほどの収入にはならない場合がほとんどです。「誰でもできる」という謳い文句につられて初心者が被害にあうケースが多く問題になっていますが、特に違法性はないために現在の法律では取り締まることは難しいようです。
さて、検索結果で上位に表示されるサイトを見てみると、データ入力系の在宅ワークを紹介しているサイトが多いことがわかります。私も仕事柄これらの広告について調べてみましたが、やはり初期費用が数十万円かかる仕事がほとんどでした。内職商法の可能性がきわめて高い企業ばかりです。多くの在宅ワーク紹介サイトには、そんな広告が多数掲載されているというのが今の現状です。
当サイトではもちろんこのような企業の広告は載せていません(※1)。なぜなら、同じ在宅ワーカーとしてそのような仕事は紹介できないというのが本音だからです。初心者も含めて在宅ワークではデータ入力の希望者が多いなか内職商法かもしれない仕事を多数紹介している・・・そのような在宅ワーク紹介サイトの管理人さんは(アフィリエイトも立派な在宅ワークには違いありませんが)在宅ワーカーというよりもアフィリエイターといったほうが適切なような気がします。
しかし、たとえどのような情報であっても最後は情報を利用する側にすべての責任があります。ですからお仕事探しで在宅ワーク紹介サイトを利用する場合は、くれぐれも内職商法などに引っかからないように十分ご注意いただきたいと思います。
【在宅ワーク紹介サイトのここがポイント】
★運営者情報(住所・氏名・電話番号)が記載されていない場合はアフィリエイター、当サイトのようにきちんと記載されている場合は在宅ワーカーだというケースが多いようです。もちろんすべてに当てはまるわけではありませんが、在宅ワーク紹介サイトの信頼性を判断するための一つの目安にはなると思います。
★紹介している在宅ワークがチャットレディばかりのサイト。初心者向け在宅サポートが中心で、初期費用や月々のサポート料が必要なものを紹介するサイト。これらはいずれも広告収入が高額なもの(紹介者の利益が高いもの)ばかりで、自分自身の儲けしか考えていないアフィリエイターさんが作ったサイトです。初心者にはあまりお勧めできる情報とはいえません。
★何十個もの大量のサイトを作成し、そのすべてのサイトでほとんど同じ広告ばかりを宣伝している(※2)人がいます。お金に目がくらんだアフィリエイターさんの仕業なんですが、真剣に仕事を探している在宅ワーカーには本当に迷惑な行為ですよね。これらのサイトは同じコンテンツ(文章・デザイン)を使うことが多いので、注意して見ればすぐにわかると思います。
※1 当方が管理するサイトに掲載中の広告では、通信教育の受講料、MLMの登録料などが必要なものがあります。(資料請求や問合わせだけでは料金は発生しません)
※2 検索結果を不正な方法で操作しようとする行為(スパム)の一種です。同じコンテンツのサイトが複数検索されるため、このようなサイトはユーザーの利便性を妨げることになります。
≪ 在宅ワーク トップに戻る 裏事情(2)へ ≫
●サイト制作・運営者について
元公務員。転勤の問題から退職してSOHO事業者に。厳しい現実に直面しながらも徐々に収入が取れるように。
データ入力やHP作成、さらにMLMなどネットビジネスも一通り経験。これから在宅ワークを始める人に役立つ情報を提供できるよう日々チャレンジを続けています。